4月の主要ニュース概要
 
 
中華人民共和国 東北各省の首脳来所 (4/1)
 
 日中経済協力会議に出席した遼寧省張文岳省長・吉林省洪虎省長・内蒙古自治区余徳輝副主席、瀋陽市陳政高市長が来所。
 中国東北地域振興の支持を求めた。橋本より北東アジア地域の経済協力が活発に進んでいる事に敬意を表し、日本国際貿易促進協会第31回訪中団として今月新たな促進活動を行う事を伝えた。
 
 
 
モンゴル国 バルスボルド環境大臣来所 (4/1)
 
 大韓民国済州島でのUNEP(国連環境計画)第8回会合に環境大臣も出席、その後、訪日をした。会談冒頭、橋本の基調講演を現場で聞いていた旨を伝え、昨年モンゴルを訪れた際の写真と現地で販売されているカレンダーを手渡した。(カレンダーには橋本も掲載されている)橋本は大臣より再度、訪モンゴルを切望された。
 因みに本年6月にはモンゴルにおいて総選挙が行われる。

 同行した高見氏は元衆議院議員。現在モンゴル国立大学人文大学の理事長に就任。生徒数3000人。2年後を目途に民営化をすべく現地で汗を流す。会談中橋本は定期的に日本から専門家を派遣し民営化に向けての協力体制の整備が出来ればとの思いを語った。現地では1950年代のソ連当時の教科書が今現在も使われており教科書の改善など課題は多い。日本は本年4月より国立大学が独立行政法人化した経緯があり、日本のシステム・ノウハウをモンゴルに提供し大学教育の向上を狙う。
 
 
 
コロンビア共和国・バルコ外務大臣来所 (4/1)
 
 3月28日から来日中のバルコ大臣と4月1日橋本事務所にて麻薬問題・テロ撲滅への取り組みについて意見交換をした。
 バルコ大臣は治安回復を図る為、非合法勢力の取締強化。具体的には兵員及び警察の人数・脳力を拡充、非合法作物の伐採を進め非合法勢力の資金源を断つ。また軍・警察の権限強化など民主的安全保障政策をあげた。
 
 
 
サウジアラビア・ナイミ石油・鉱物資源大臣来所 (4/7)
 
 藤井孝男(元運輸大臣・衆議院議員)同席。
 橋本は日本・サウジアラビア友好議員連盟の会長そして藤井議員は事務局長を務めている関係から同席をする事になった。
 国際石油市場や日本・サウジ両国の経済関係のより一層の進展等について話し合った。
 またイラク問題・パレスチナ・イスラエル問題・原油価格の高騰等を巡って両者意見交換を行った。
*サウジアラビアは橋本が議長をしている日・アラブ対話フォーラム次回開催国として予定されている。
 
 
 
日・仏対話フォーラム (4/12) 外務省共用会議場にて
 
 日仏対話フォーラムは、日仏両国首脳の諮問機関として、双方の有識者が大所高所から自由に、日仏関係強化のための方途や種々の世界規模の問題と日仏両国が果たすべき役割等を議論する場として1996年に設置され、毎年日仏交互に開催されている。
 
日本側座長
橋本 龍太郎 元首相
 
委員
梅原 猛 国際日本文化研究センター顧問
福原 義春 資生堂名誉会長
柳井 俊二 中央大学教授(前駐米大使)
張  富士夫 トヨタ自動車取締役社長
日枝 久 フジテレビジョン代表取締役会長
矢崎 義雄 独立行政法人国立病院機構理事長
竹内 佐和子 投資工学センター所長
 
フランス側座長
アラン・ジュッペ 元首相
 
委員
カルロス・ゴーン 日産自動車最高経営責任者
ベルトラン・メウー カナルプラス・グループ取締役社長
ベルナール・ラマナンソア 高等経営大学院グループ総長
ドニーズ・フルザ ジャン=ジャック委員代理
ダニエル・アレクサンドル フローランス・ブノワ委員代理
ベルナ−ル・ド・モンフェラン 駐日大使
 上記メンバーによって平成十六年四月十二日(月)10:00より会議を開催した。 テーマは日仏関係の今後の展望・発展そして日仏の青少年交流等
 橋本より )
 自分が総理当時にシラク大統領と日仏間にセカンドトラックを作りたいとの想いから発案された会議であり、初代座長を中曽根元総理に頼んだ経緯を説明。
 本日のセッションでは主に青少年交流について力を入れて議論をした。
英語圏への交換留学等が非常に多いのに対しフランス語圏への留学等は少ないように感じられる。若者の関心を高める為にメディアの必要性を強調。メディアが若者の興味を引くような報道をする事が重要である旨の思いを語った。
 また昨年特使としてフランスを訪れ日・仏のみならず日・仏・独三カ国によるイラク復興支援の検討等話し合いをし、実際にフランスとの文化施設等の再建やオリンピック協力の事例を述べた。

(ホットメッセージのイラク復興支援のための日独仏3カ国協力その後参照)
 
 
 
パラオ共和国レメンゲサウ大統領来所 (4/13)
 
 
 
アラブ首長国連邦ハムダーン・ビン・ザーイドアール
 副首相兼外務担当国務大臣来所
 (4/15)
 
 外務省賓客として来日した副首相と会談。日・アラブ首長国連邦二国間関係、中東情勢等について意見交換を行った。
 
 
 
日本国際貿易促進協会第31回訪中団団体として訪中
  (4月18日〜21日)中華人民共和国 北京にて(釣魚台・人民大会堂他)
 
 中国友好7団体の一つである日本国際貿易促進協会の会長として団員91名と共に訪中した橋本は19日釣魚台において基調講演をし、20日中国水フォーラム2004年の記念式典において第三回世界水フォーラム運営委員会会長として挨拶をした。
 
 
 また同日、温家宝国務院総理と会談をし、会談冒頭橋本より6ヵ国協議早期の再開と朝鮮半島非核化、拉致問題等にふれ、温総理より「中国は朝鮮半島の平和と安定を切望しており同時に日朝の関係改善と日本の抱えている諸問題の早期解決を中国も望んでいるとの発言があった。
 
 
 また経済分野に触れ、中国の成長率の好調を協調した反面、固定資産投資の増加、それに伴うインフラ整備等に多少の問題があることを挙げた。21日〜副団長以下40名は北京より東北三省を訪問することにちなみ、東北振興政策に触れ「進んだインフラと資質の高い労働力を有し、発展の条件が整った場所である」と団員の前でアピールをした。

* 同時期に北朝鮮民主主義共和国の金正日総書記訪中との報道が取り上げられていたが、会見時には中国政府からの正式発表はなされなかった。

 この度の訪中は日本国際貿易促進協会の年に一度の恒例事業であり、前回はSARSの影響で訪中を取り止めた経緯がある。19日には人民大会堂にて協会創設50周年を記念したレセプションが執り行われ、橋本より協会設立50年の長きにわたる中国側の協力に対し感謝を述べ、今後日中両国の友好協力と経済協力を新しい段階に推し進める事について共通の認識を持つことが出来た事を報告した。
 
 
20日釣魚台においての基調講演20日中国水フォーラム2004年の記念式典の 挨拶内容はWhat’s Newをご覧ください。