この花は、東南・南西アジアの各地で見ることが出来る。山田長政の名と共に日本人ゆかりの地として知られるタイ・アユタヤの廃墟を訪れた時にも、この花がひっそりと香りを放っていたように思う。  
 88年、エヴェレストのベースキャンプから下って来た時、馥郁たる香りでこの花が私を迎えてくれた。