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日本・ネパール国交樹立50周年記念、
在日ネパール人協会総会のおける挨拶
2006年5月6日

日本・ネパール国交樹立50周年記念、在日ネパール人協会総会開催にあたり一言ご挨拶を申し上げさせていただきます。

まず始めに、本来であれば本日出席し皆様の前でご挨拶をさせていただく予定にしておりましたが、どうしても外せない所要が地元岡山にて発生したものですから、本日は秘書を通じてご挨拶をさせていただく事をお許しください。

この記念すべき年に私は私の第二の故郷と言っても過言ではないネパール王国と係わる事が出来、大変光栄に思っております。また、本日は誠に残念ながら皆様にお会いすることができませんでしたが、本年9月1日には4年ぶりにネパールを訪れ、日本政府主催のレセプション等に参加をする予定になっております。現地にて皆々様とお会い出来る事を、心より楽しみにしております。

さて、私が初めてヒマラヤへ行ったのは1973年の事でした。今から丁度33年前、第二次RCCと言う山仲間とともにモンスーン明けのエベレスト登頂を目指しました。私は国会の都合により本体とは随分遅れてベースキャンプ入りをいたしましたが、初めて見たエベレストは強烈で今でも私の瞼に焼きついております。そして、1988年にはネパール・中国・日本の三国合同エベレスト南北交差縦走を行いました。先日、ニュースで、野口健君がマナスル登頂と清掃登山をするとのニュースが流れおりましたが、現地の野口君から「20年数年前の日本のゴミが出てきました」とメールでの報告を受け、また我々の仲間のゴミが出てきたのではないかと少し心配をしております。我々の世代では考えられなかった事を今、彼は挑戦をしてくれております。時代が変れば、考え方も変ります。それだけに私は過去の過ちを今に行かすべく、日本そして世界の環境問題に対して毎日飛び回っております。

人それぞれネパールに対しての貢献の仕方は違うかと思いますが、私どもはそれぞれの団体がどのような動きをしているかを把握できるように日本・ネパール国交樹立50周年記念協力会をご承知の通り3月3日に結成いたしました。現在はホームページにて随時会議等の報告をしておりますので、まだご覧になられていらっしゃらない方は是非ご覧になって頂ければと思っております。

最後に、今現在のネパール政府の報道等を見るに、大変心配をしておりますが、コイララ首相の元で一刻も早く我々のこよなく愛するネパール王国に戻る事を祈らざるにはおれません。この素晴らしい日本・ネパール国交50周年の記念の年を皆様と手を携えてより良きものに出来ればと切に願うとともに、本日の総会が盛大に開催されます事を祈念し、私のご挨拶とさせて頂きます。

有難うございました。

日本・ネパール国交樹立50周年記念協力会 会長 橋本龍太郎