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砂漠と砂漠化防止に関する国際年名誉スポークスパーソン

「砂漠と砂漠化防止に関する国際年」の名誉スポークスパーソンを拝命いたしました事を大変名誉に思っておりますとともに、あまりの重責に押しつぶされないようにしっかりと活動をしていこうと考えております。

さて、アジア地域を見回してみましても砂漠化は深刻な問題です。耕作可能な乾燥地における砂漠化地域の割合の3分の1以上はアジアです。しかしこの現実を知り、危機感を持って接しているアジアの国民はいったいどれぐらい、いるのでしょうか。砂漠化の現実に直面しながら暮らしている人たち以外の人間が砂漠化の深刻さに気が付かなければ、この危機的な状況を変えることは出来ません。日本におきましても毎年春先になりますと約4000キロ離れた中国大陸から黄砂が偏西風にのって上陸してきますが、日本国民はこの黄砂の意味するものを果たして理解しているでしょうか。私はその意味するものを国民に知らしめる為に、環境省や国連大学等と連携を取りながら「アジア地域から世界へ」この砂漠化が引き起こしている様々な諸問題に対し、広くアピールをしていきたいと考えております。我々には魔法の杖と言うものはありません。全世界の一人ひとりの努力が、この地球上の砂漠化を防止する事のできる唯一の手段です。我々の子ども、孫の世代の人たちの為に、より良き地球環境を残していきたいと切に願っております。

橋本龍太郎