本日ここに、水と文化、水と文明を主テーマに暮らしと知恵、ものづくりをサブテーマに「水のえん　２００３ イン 京都」開会式典が開催されるにあたり、一言ご挨拶申し上げます。
　まず、この素晴らしい「水のえん　２００３ イン 京都」の企画と諸行事の開催に当たりまして、並々ならぬご尽力を頂きました山田京都府知事、枡本京都市長をはじめとする第３回世界水フォーラム推進京都実行委員会及び各出典者の皆様に感謝の意を表します。

　水と文化、水と文明を語る上で、最もふさわしいと思われる京都の地で、この「水のえん　２００３　イン 京都」が開催されることは、大変素晴らしい組み合わせと思います。この京都での水のえんを通じ、一人でも多くの方々に、水と文化、水と文明の関わりにふれていただき、いにしえから、水と戦い、うまく活用してきた水の知見、そして、水を守り育むことの大切さを感じ取っていただければ、第三回世界水フォーラムの主催者にとっても大変ありがたいことと存じます。

　水に育まれた京都の歴史、文化、産業を中心として、日本の水に関わる文化、歴史や多様な水問題などを、この水のえん　京都を通じ、第三回世界水フォーラム参加者や市民等に広く紹介することにより、多くの方々に水への認識を深めていただけることを祈念いたしまして、私の挨拶にかえさせていただきます。