歴史を刻んだ舞台

(党本部8階ホールの歴代総裁肖像画に橋本前総裁も)

1999年5月25日


 総裁選挙、党大会などの舞台となり、自由民主党の歴史を刻んできた党本部8階ホール。壁面には、それを見つめてきた歴代総裁の肖像画が揚げられている。
 このほど、その肖像画の中に新たに1枚が加えられた。橋本龍太郎前総裁の肖像画が完成し、村岡兼造幹事長代理、製作者の松本匠画伯も出席して、第17代総裁像として揚げられた。
 松本画伯は、これまでも永年勤続議員や衆院議長、大臣など多数の肖像画製作にかかわっており、総裁像も、宮沢喜一総裁、河野洋平総裁と製作を手掛けてきた。
 歴代総裁像の多くが、端然といすに座っているものが多いなか、橋本前総裁の肖像画は、にこやかな表情で軽く両手を前で組んだもの。
 このポーズは、橋本前総裁自らの発案という。
 「今までのスタイルを打ち破り、斬新なものが描きたかった」という画伯の思いと見事一致、会心の作となったようだ。
 この日訪れた橋本前総裁も、大変お気に入りの様子で、掲額を祝う党本部職員のなかからも「ダンディーな橋本前総裁の人柄が良く描けている。」と評判が高かった。


(自民党機関紙 自由民主 平成11年5月25日号より)