中日友好協会主催祝賀会訪中を終えて


中国人民解放軍 熊光楷副参謀長と八一大廈にて


胡錦涛国家副主席と人民大会堂にて
 


宋健中日友好協会会長と釣魚台にて


胡錦涛国家副主席・温家宝国務院副総理・村山元総理・後藤田元副総理らと人民大会堂にて
 
 9月27日、28日の両日、北京を訪問してきました。先日もご報告したとおり、今年は日中国交正常化30周年。1972年9月29日、日中両国の共同声明が署名され、新時代の扉を開いて以来、30周年。その30年間には様々なことがありましたが、今回、中日友好協会主催による祝賀会に参加するための訪中です。
 この機会を利用し、中国人民解放軍の副参謀長で旧知の熊光楷氏ともゆっくり議論することが出来ました。
 また、要人会見において、胡錦涛、温家宝、曾慶紅、その他これからの中国を引っ張って行く新しいリーダーたちと旧交を温め、友情を深めることが出来たことも幸せなことでした。
 張香山、黄華等大先輩たちに逢えたのも懐かしいこと、また銭其シン副総理と当面の様々な話が出来たことも良い機会でした。
 北京は今、2008年のオリンピックに向けて大変な変化の中にあります。その変化の中で私の目を引いたのが、天安門に直ぐ近い、菖蒲河という水路の復旧工事です。
 昔は本当に菖蒲が美しく咲くことで知られていた河だったとのことですが、天安門周辺の大規模土木工事の際に、資材置き場として埋められてしまい、今回復旧されたとの事です。
 菖蒲は咲いてはおりませんが、周辺も綺麗に整備され、私が見に行った時も多くの市民が嬉しそうに水辺の散策を楽しんでいました。
 東京、大阪をはじめわが国の多くの都市が、道路整備などの理由で、かつてあった水路を次々に埋め立て、まったく味気ない町にしてしまったことを思い起こす時、この北京の新しい試みを羨ましい思いで見つめてきました。


菖蒲河公園