「キューバ、エジプト、UAEこぼれ話」
 

1. キューバは中々美しい国、オールドハバナの街並はユネスコの世界文化遺産。竹馬に乗って踊る大道芸が観光客の目を惹いていました。
 ハバナの街、キューバと言う国は文豪ヘミングウェイが愛しぬいた所。彼が何時も泊まったホテル、その部屋、毎晩のように酒を飲み続けたクラブ、皆大切に保存され、皆で自慢にしています。因みに彼が愛したのは「モヒータ」と言う名前のラムベースのカクテルだそうです。
 ヘミングウェイの名作「老人と海」のモデルとなった漁夫は現在104歳。数年前までは、頼まれればヘミングウェイとの交友を雄弁に語って聞かせたとのことでした。

2. エジプト、カイロの街並は拡大し続けているとのこと。今回はまったく暇がなく、ピラミッドを見る暇もありませんでしたが、最近ではピラミッドまで自動車で10分くらいの距離まで人家が広がってしまったそうです。砂漠の彼方に聳えるピラミッド、というイメージが何時まで保てるのかな?
上空から見るナイル川流域はとにかく広い。そこに一生懸命水路を引き、緑を増やす努力が営々と営まれています。古代エジプトの時代から、おそらく同じような努力が続蹴られ今に至っているのだろうな、あらためて悠久の歴史を振り返った一瞬でした。

3. アブダビはアラビア海の島にある国。石油によってもたらされた富で、一生懸命国土緑化に取り組んでいます。いくらお金持ちだと言っても、粘り強い努力がなければ緑化は出来ません、その努力に脱帽しました。
UAEに素晴らしいゴルフ場があり、ショッピングのために立派なモールがいくつもあり 、多くの日本人が訪れていたことは知りませんでした。豪勢なホテルもいくつもあります 。アメリカで発生したテロの後、それがばったり止まってしまい、今、閑古鳥が鳴いています。
そのUAEには数万のアフガニスタンの労働者が働きに来ており、アメリカによる空爆が自分の故郷に行われていることに不安を押さえきれずにいることも覚えておくべきことでしょう。