7月の外交ニュース |
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■国連「水と衛生に関する諮問委員会」第一回会合
(7月22日〜23日国連本部にて) |
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7月20日〜25日まで、アメリカ合衆国ニューヨーク、国連本部にて国連「水と衛生に関する諮問委員会」第一回会合が開催されました。(水と衛生に関する諮問委員会の詳細は3月の外交ニュースをご覧下さい。)尚、当初とメンバーに関し多少の変更があります。 |
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出席者は下記メンバー |
マフムード・アブ・ザイド エジプト水資源灌漑大臣
ディビッド・ボーイズ 国際公務労連(PSI)公共事業担当役員
オリビア・ラ・オ・カスティーリョ フィリピン公害予防円卓会議議長
(アジア太平洋低公害物製造円卓会議議長)
マーガレット・キャトレイ・カールソン 世界水パートナーシップ総裁
アントニオ・ダ・コスタ・ミランダ・ネト 元ブラジル上下水道サービス協会代表
ジョセリン・ダウ 元女性環境開発機構総裁
ウッシー・アイト ドイツ連邦経済協力開発省政務次官
ロニー・カスリルズ 南アフリカ情報大臣
エリック・オダダ ナイロビ大学地質学部長
ジェラール・ペイヤン 前スエズ社上級副会長
ジュディス・リース ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス副学長
クリスティン・トッド・ホイットマン 前米環境保護庁長官
ヨルドン・ウズノフ 元ブルガリア環境副大臣
ピーター・ヴォイケ 国際金融公社長官
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会議は22日・23日と国連本部内で行なわれ、冒頭アナン事務総長より水と衛生の目標に向けての進捗状況の把握と評価、世論の問題意識を高めるとともに、水と衛生についてアジェンダを前進させ政策及び活動のモニタリング能力の強化をする等の発言があった。その後、議長役の橋本より15分程度の挨拶が行なわれた。(挨拶内容はWhat‘s New をご覧下さい)
会議では今後の諮問委員会の取り組むべき意義・そしてその為に必要な4つの議題について議論をし次回開催・今後の予定について話し合われた。
今後諮問委員会は3つのワーキンググループに分けられ作業をされる予定
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「コミットメント」(ミレニアム開発目標ターゲットの達成・水と衛生) |
- 政治的意思・ガバナンス
- 人権としての水
- 技術開発
- モニタリング
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「資源の動員」(資金調達と官民・官官連携) |
- ファイナンス
- 能力開発
- パートナーシップ
- 官民・官官連携
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「統合水資源管理とその他」
(災害、貧困削減、ジェンダー、科学技術、越境水、キャパシティ・ビルディング、教育) |
- 災害
- 統合的水資源管理
- 国際河川
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今後の動きとしては12月9日・10日東京にて第二回会合が開催される予定。その後は国連水の日でもある3月22日前後に第三回会合が行なわれる予定。各会合の間に作業部会が開催される。この様な賢人会議は単発で報告書を提出して会議終了との形式が多いが「水と衛生に関する諮問委員会」は各委員が“常に声をあげ続ける場を持つ”事により各国の行動を促すのに効果的と考え、当面は第四回世界水フォーラム(2006年メキシコ合衆国にて開催予定)を念頭に置き行動していく予定。またその間に開催される国際会議の場を用いて各委員が率先してこの委員会での動きを促すべきだとの意見で一致した。 |
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2001年以降、初めてグランドゼロ跡地を訪れた橋本はテロにより犠牲になられた方々に対し献花を捧げた。このテロにより多数の犠牲者をだした事は既に周知の事実ではあるが、日本人24名の尊い命も同時に奪われた歴史を我々は忘れてはならない。橋本は一刻も早くこの様な出来事が起こらない世の中にしなくてはならないとの思いを更に強固なものにした。グランドゼロ跡地は「フリーダム・タワー」と名付けられたタワーが出来る予定。メモリアル施設はイスラエルの若手建築家のデザインにより作られ、計画当初は2006年に工事終了としていたが現段階では2008年以降にずれ込むとの見方が強い。
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■お知らせ |
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この度のNYに関連し橋本は来る9月8日に東京国連大学において「水と衛生に関する諮問委員会議長・GLOBE Japan会長として」国際シンポジュウム“水のグローバルガバナンス”冒頭、基調講演を予定している。今回の会議は主に四大文明一つでもある、チグリス・ユーフラテス流域の水問題に縛り討論をする。参加者等は現段階では未定ではあるが、GLOBE Japanからは橋本会長他3名〜5名程度のGLOBEメンバー(衆参国会議員)が出席し、各セッションでパネルディスカッション・懇親会では谷津元農水大臣が出席し挨拶等予定されている。参加希望者はGLOBE Japan(地球環境国際議員連盟)ホームページもしくは国連大学のホームページにて手続きをしてください。尚、参加希望が多数の場合は先着順にて締め切らせていただきますので御了承ください。 |
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GLOBE Japanホームページアドレス
http://www4.osk.3web.ne.jp/~globejp/ |
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7月22日(火)
キャロル・ベラミーユニセフ事務局長との面会
「水と衛生に関する諮問委員会」議長としてニューヨークを訪問中の橋本は会議前にUNプラザホテルにてベラミー事務局と会談をした。 |
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冒頭、第三回世界水フォーラムで行われたユニセフ主催子どもサミットでの事例について話し合いをし、今後行なわれるであろう「水と衛生に関する諮問委員会」について意見交換をした。
ベラミー事務局長より今現在人々の印象として水=インフラ整備等との思いが強いが、この度の諮問委員会により水=命の問題として多くの人々が認識することを期待する旨の発言があった。また、現在世界各国に国連機関は沢山あるが、イラク・スーダン等はユニセフが主要機関になり復興支援等に対して尽力している旨の説明を受けた。更にアフガニスタン支援に動いている日本のNGO団体に対し期待をしていると同時に日本政府の一貫した支援・的を射た支援に対して感謝の意を伝えた。
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