アスカ王国について
1981年に国連が「国際障害者年」を定め、"完全参加と平等"を実現する試みとして実施された'ふれあいの旅'の名称です。今年が20周年目にあたり岡山にて4泊5日の「瀬戸大橋と鷲羽山ふれあいの旅」が開催されました。初代アスカ王国女王陛下に橋本龍太郎の母親である橋本正が就任。橋本正女王陛下没後、夫人の橋本久美子が2代目アスカ王国女王陛下に就任。現在に至っています。

アスカ王国は地図に載っていない小さな仮想王国です。しかし王国の中には大学も銀行もそして内閣も存在しています。参加者の中には、小学生のかわいい少女もいれば、今キレかけているという中高生のお兄ちゃんもいます。知能発達が遅れている人もいれば、車椅子一人旅を楽しむ青年もいます。子どもに誘われ、初めて参加した母親もいれば、80歳を過ぎた高齢者もいます。しかしこの国にはボランティアが存在しないのです。それは参加者全員が兄弟姉妹の関係のように家族的な絆でむすばれているからに他なりません。

この活動は心身に障害をもつ人達が社会の一員として"共に学び、共に育ち、共に生きる"事が出来る社会づくりにありました。しかし福祉教育等の欠落により、社会側に根付いている偏見や差別などの「心の壁」は、金銭などでは取り除くことの出来ない人間側にある心の問題でした。従って、幼児期や少年期から、人間の生き方を学ぶボランティア体験学習が必要であり、その関わりこそが平和で生き甲斐のある、住み良い社会を具現化する早道だと考えたからです。
http://www4.justnet.ne.jp/~ynogami3018/hukusi3.htm
 
Sent: Wednesday, August 08, 2001 8:08 PM
Subject: アスカ王国のお礼

橋本様 突然、またこのようなメールにてご連絡させて頂く失礼、お許し下さい。
私、先週に久美子様、F様にお越し頂きましたサマーキャンプ、アスカ王国のボランティアをしておりましたNと申します。
この度は様々な形で私どものアスカ王国 岡山開催をご支援頂きまして、誠にありがとうございました。
私自身、高校生の時より十数回参加しておりますが、その中でも特に印象深く、また参加者にとりましても非常によい思い出ができたと感じております。
旅程も4泊5日と従来にくらべ1泊多くかつ遠距離、また参加者数も総勢350名と非常に多いため、様々な意味で参加者・ボランティアへの負担も懸念されたのですが、現地岡山での受け入れやホテルのサポートなど数知れぬ支援を受けまして、無事に帰ってくることができました。
なによりも帰りの岡山駅や東京駅での別れの場面での子供たち・ボランティアの笑顔や涙に、この旅がその目的を十分に果たしたことを物語っておりました。
こうした忘れ得ないひとときが得られましたのも、久美子様やF様、M様、O様の現地でのご支援、そして橋本様の陰ながらのご理解・ご協力があったからこそと考えております。(特にF様には現地での2日間、子供たち百数十名の3時間にわたる入浴まで常にスタッフとして助けていただきました。)
これは私だけでなく、ボランティア一同としての気持ちであったこと、F様が東京駅でお帰りになる際にボランティア一同からの拍手で見送られたことからも感じております。
改めてこの度のアスカへのご協力、どうもありがとうございました。
アスカの旅は今年で20年を迎えましたが、これからも続けてゆく予定です。
今後ともまたご協力をお願いさせていただく場面もあるかと思いますが、その際にはどうぞよろしくお願い申し上げます。
久美子様にも参加者・ボランティア一同、またのお越しをお待ちしておりますとお伝え下さい。
どうもありがとうございました。

O.N

*アスカ王国、とても成功だったようで本当にご苦労様でした。
母の頃から良い試みだと思いながら拝見しておりましたが、妻が引き続き仲間入りさせていただきまして、私も幸せです。これからも遠慮なくお手伝いの必要なときは声を掛けてください。
F君をはじめ事務所のスタッフも本当に良い体験をさせていただいたと感謝しております。
ご伝言必ず伝えます。有難うございました。

橋本 龍太郎

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